指導方針

社会生活に役立つ空手道

尚武会発足当時は、会員の大半が大人の愛好家でしたが、現在では約9割の生徒が小中学生となりました
又、空手道は中学校の体育授業に取り入れられるなど、教育面でも重要な役割を担っています
尚武会では、技の習得に加えて、あいさつ、礼節、社会生活で役立つスキル等が得られるよう
空手道の稽古を通して健全な青少年の育成に務めています

あいさつについて

現代でも「オッス」と言う言葉を、返事や挨拶に使う道場は少なくありません
「押して忍ぶ」と言う一説やマンガに描かれたことから、空手の挨拶=押忍として広まったと言われていますが
常識的に考えて一般社会で使える言葉とは思えません
尚武会では発足当初から、返事は「はい」、挨拶は「お願いします」「有難うございました」など
日常生活においても役立つ言葉使いを推奨しています

明るい環境

尚武会では開祖直系の道場として武道の伝統を継承していく事が重要だと考えています
又、伝統を継承していくためには基本の繰返し稽古が重要になります
そのため空手道の稽古は辛く厳しく、先生や先輩は威圧的に指導するようなイメージがありますが、自らが取り組まない稽古には意味がありません
尚武会所属の指導者は生徒のスキルを見極め、興味を持って取り組めるよう適切な指導に心掛け
子供から大人までが充実して楽しく通える道場を目指しています

大会等について

空手道場の中には試合結果を重視した指導を行っている道場も少なくありません
試合に参加して入賞を果たすことは素晴らしい事であり、選手にとっても最高の結果だと思いますが
尚武会では試合に参加することは稽古の中の一部であって、勝敗に拘って指導をすることはありません
生徒の中には、全小、全中、インターハイ等の全国大会に出場する選手もありますが
その様な場合でも勝敗に固執してしまう様な指導は避けるべきだと考えています